J-REIT価格が下がる要因と考え方

2017年初からREIT市場が軟調ですが、
下のチャートをご覧いただくとわかる通り
6月あたりから下落スピードが加速している様子です。

この要因を考えていきたいわけですが、

そもそもの話、
REIT市場は金利敏感株といわれています。



不動産を買うにはPO・IPOで資金調達することもありますが、
その他に借入を行うわけです。
REITはその借入の割合がかなり大きいわけですが、
当然市場の金利が上昇すると、
REITの借入金利も上昇しますので、
利払い負担が増加します。
ですので、金利が下がるとREITにとってはプラス、
金利が上がればマイナスとなります。

下の図をご覧いただくと

4月の半ば以降、10年債利回りが底を打ってからの動きと
REIT指数は逆相関のようにも見えます。

実際金利が上がっているからREITが売られているという動きは
確かにあるのでしょう。

しかし、それ以上に
REIT市場で言われているのは
投資信託、REITファンドの売りが大きいということです。
REITに投資する投資信託が売られているため、
その解約に合わせて
投資信託事態が個別のREIT銘柄を売却しているということです。

モーニングスターの発表したデータによりますと、
国内REITはこの3ヶ月で963億円の資金流出となっています。
6月単月で見ると450億円の資金流出で
6月末時点の国内REIT全体の純資産残高が29931億円であることを考えると
なかなかのインパクトです。

6月から下落が大きくなっていることを合わせて考えると
投信の売りというのも頷けるところですね。

ではなぜ国内REITファンドは売られているのでしょうか?

一つの見方として、
毎月分配型ファンドに対する風向きが厳しく
REITファンドもそのあおりを受け
解約が増えているという見方があります。

金融庁が毎月分配型ファンドに対して厳しい意見を表明していることも
昨今話題となっているところですが、
評論家などからも毎月分配型ファンドの非効率性などに対する批判が多くなっています。

批判の中心となっているのは
これまで投資信託の投資家に人気があった海外REITファンドが中心ですが、
国内REITファンドも純資産残高でみると
毎月分配型のものがほとんどとなっています。
つまり、毎月分配型ファンドから資金流出している流れで
国内REITファンドも売られているということですね。

これは半分当たってて半分外れているのではないかと思います。
というのは、毎月分配型ファンドの人気がなくなっているのは確かなのですが、
その中心はやはり海外REITファンドや
通貨選択型などの二階建てファンドが中心です。

一方で、米国のハイイールドやオーストラリア株などに投資する
毎月分配型は引き続き人気となっています。
毎月分配のファンの方は
再び毎月分配を買うことが多いです。
分配金が下がってきた毎月分配型ファンドを解約し
新たな毎月分配型ファンドを買うという流れです。

そのため、パフォーマンスの悪い国内REITファンドは
売却の対象となり、
今人気のUSハイイールドやLMオーストラリア株などに
資金が流れているのではないでしょうか?
もちろん一部はひふみプラスなど
毎月分配型ではないファンドにも流れているとは思いますが。

というのが私見ですが、
ではどうするか?
上記の事情での下落ということならば
REITは今買いなのでは?
という結論です。
ストレートに個別のREITを買いに行ってもいいですが、
個人的には
ETFや分配型ではないREITファンドを購入して
分配金は再投資していきましょう。

7月14日現在のJREIT全体の分配金利回りは4.20%になっています。
これ、かなり大きいです。
米国REITなんて目じゃないですよ。
これを積立でもいいですし、
単発で買ってもいいですが、
複利で回していくとかなりすごいのでは?
ということです。
どれくらいの効果になるかは
投資信託を考える」の動画で
近々公開しますね。(←という宣伝)



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